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Surface IDバッファの拡張機能とグループ分けの設定方法

Surface IDに任意の値を設定することで、サーフェイスのグループ分けが可能になった LightWave 2020 の新機能を解説します。

1. Surface ID バッファの拡張

LightWave 2020では、Surface IDバッファが拡張され、各サーフェイスに任意の値を設定できるようになりました。

2. 従来との違い

以前はサーフェイスごとに自動で異なる色が割り当てられていましたが、2020では手動でID値を設定できるようになりました。

3. 任意のグループ設定が可能に

Surface IDを活用して、複数のサーフェイスを同じグループとしてまとめることができるようになりました。

4. 設定方法の説明

Surface IDの値は色・質感編集パネル内のシェーディングモデルタブから各サーフェイスごとに設定します。

5. サンプルデータの構成

サンプルには9つのボールと地面オブジェクトが含まれており、VPRで個別に色分けされた表示が確認できます。

6. Surface ID の入力手順

Surface IDフィールドに同じ値を入力すれば同じ色、異なる値を入力すれば別の色で出力されます。

7. 3グループへの分類例

1〜3、4〜6、7〜9のボールをそれぞれグループ分けし、Surface IDをそれぞれ1, 2, 3に設定します。

8. グループ化の結果

VPRを使って確認すると、設定したSurface IDにより各グループごとに色分けされた結果が確認できます。