IK/FKスイッチとストレッチ機能を備えた高機能リグの構築
自動スナップ、ポールベクター、ツイスト制御、ストレッチなどを統合した万能リグの作り方を詳しく解説します。アニメーション制作を効率化するプロ仕様の手法です。
1. イントロとIK/FKシステムの概要
これまでのトリック(リバースフット設定など)を振り返り、今回はIK/FKの切り替えが可能なリム(腕・脚)の構築方法を解説しています。
2. IKとFKの自動スナップ切り替え
FKやIKの切り替え時にポーズを保持する自動スナップ機能により、自然な動きとポージングが可能になります。
3. 汎用性の高いモジュール式のリグ設計
このIK/FKリグは腕や脚だけでなく、メカやクリーチャーのリムにも応用でき、プロジェクトごとに必要な機能だけを組み合わせて構築できます。
4. FKオフセットによるジンバルロック対策
FKチェーンにはジンバルロックを回避するためのオフセットを追加しており、IKモード時には無効化されることで干渉を防ぎます。
5. IKツイストとポールベクターの切り替え制御
IKツイストはキャラクタースペースとポールベクターの両方で制御でき、スライダーで切り替えてもスナップ状態が保たれます。
6. ストレッチ機能の導入
IKリグには2種類のストレッチ機能があり、FKで任意の長さに引き伸ばす方法と、自動で伸縮するストレッチIKモードを備えています。
7. 主要ツールと制約の説明
IK、制約、スライダー用の簡易的なエクスプレッションなどを用い、空間と回転順序の理解が重要になります。
8. FKチェーンの構築と軸調整
FKシステムを構築するために、回転軸を正確に設定し、必要なピボット調整やオフセットアイテムの作成を行います。
9. IKチェーンの構築とスライダーによる制御
IKチェーンを複製し、FKリグと回転制約で連動させ、IK/FKの切り替えをスライダーで制御できるようにします。
10. ポールベクターとツイストの詳細設定
ゴールアイテムやポールコントローラーを追加し、ポールベクターの動作をスライダーで制御できるように設定します。
11. 自動スナップを完備したIK/FK切り替え
ゴールやポール、IKプレーンの各アイテムに対し、IK/FK状態に応じた制約とエクスプレッションを組み合わせて完全なスナップ切り替えを実現します。
12. FKモードでのポール位置自動スナップ
アニメーターが余計な操作をせずに済むよう、FKモード時にポールベクターが自動的に正しい位置へスナップする機能を追加します。
13. ストレッチ動作の完成と制限設定
ストレッチの動作をIKにも適用し、各骨の移動範囲を制限することで自然なリグ挙動を維持します。
※この動画の音声は英語ですが、YouTube の翻訳機能を使用して日本語字幕を追加することができます。