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流体メッシュを自在に操る:Flowフィルター徹底解説

Flowツールのフィルター機能を使って、液体シミュレーションの見た目を思い通りに仕上げるテクニックを解説します。

1. Flowツールの紹介と準備済みシーンの確認

LightWave 2024で導入されたFlowツールの機能について引き続き紹介します。前回の動画で準備したシーンを使い、プレビューとベイクの両方を確認できる状態にしています。

2. フィルタータブの操作とベイクの開始

Liquidタブの隣にあるFilterタブを使用して、シミュレーションのベイク中にリアルタイムでフィルター設定を調整できます。

3. Erodeフィルターの効果と注意点

Erodeフィルターはメッシュを引き締める効果があります。数値を上げすぎると液体が消えてしまうため、エミッターのサイズに応じて1〜2回のイテレーションを推奨します。

4. Erode Amountの調整による変化

Erode Amountは滑らかさや溶解の度合いを制御します。高すぎる値(例: 0.5)にするとメッシュが消失する場合があります。

5. Gossanフィルターによる滑らかさの向上

Gossanフィルターは表面の凹凸を素早く滑らかにし、ゼラチンのような質感を持つ統一感のあるメッシュを生成します。

6. Plaumフィルターでメッシュを膨張させる

Plaumフィルターはメッシュを拡張するDilate系のフィルターです。Erodeと組み合わせることで、より厚みのある滑らかなメッシュに仕上がります。

7. 小さな値の変化によるメッシュの収縮

Erode Amountを0.1〜0.5に調整することで、メッシュの形状が大きく変化し、発生源の粒子に近い形へ収縮させることができます。

8. ビュー表示の切り替えで詳細確認

Texture Shaded WireframeやVerticesなどの表示モードに切り替えることで、フィルターによるメッシュの変化をより正確に確認できます。

9. フィルター適用時の注意点と推奨操作

フィルターは段階的に適用することが重要です。強くかけすぎるとメッシュが完全に消えることがあるため、初期は最小限の設定から始めるべきです。

10. 次回予告:高度なシミュレーション設定

今後の動画では、システム性能や液体の挙動に大きく影響する高度なシミュレーション設定について詳しく解説する予定です。

※この動画の音声は英語ですが、YouTube の翻訳機能を使用して日本語字幕を追加することができます。