高度なフェイシャルリギング解説:ジョイスティック制御で自然な表情を実現
ジョイスティック型コントローラーを使ったフェイシャルリグの構築方法を詳しく解説します。多彩なモーフを組み合わせて自然な表情を作成可能です。
1. Od Fatherのフェイシャルリグ紹介
Pete Sussy氏の“Od Father”フェイシャルリグを紹介し、ジョイスティックスタイルのコントローラーで顔の各パーツを直感的に操作できる仕組みを説明しています。
2. コントローラーの動きと表情の一致
ジョイスティック式のコントローラーを使うことで、顔の動きとアニメーションカーブが一致し、自然な表情アニメーションを作成できます。
3. コンビネーションシェイプの活用
単一のスライダーではなく、複数のモーフターゲットを組み合わせることで、表情をより柔軟かつ正確に構築できます。
4. LightWaveのモーフ制限とその対応
LightWaveではモーフが加算のみでブレンド制御ができないため、単純なモーフの切り替えではジオメトリが崩れやすいです。
5. 大量のモーフとその管理方法
コンビネーションシェイプの方法では、数多くのモーフが必要になりますが、それらをまとめて少数のコントローラーに統合することで、アニメーション作業を効率化しています。
6. 対になるモーフの設計
眉などのパーツには上下や左右など、対になるモーフを用意し、コントローラーの動きに応じて切り替えることで干渉を防いでいます。
7. ベースポーズとモーフの補正
ベースポーズとして半目などを使用し、まぶたや口の形状が貫通しないようにモーフを設計し、他のモーフとの干渉を避けるために修正も行います。
8. モーフ補正の実践とツールの使用
Morph Matat Mixerなどのツールを使用してモーフの組み合わせを調整し、頂点の干渉を避けながら正しく機能するように補正を加えています。
9. 方向ベースのモーフ設計
モーフは筋肉ベースではなく、X/Y/Z方向の変位で構築されており、コントローラーの動きと一致するよう設計されています。
10. モーフの左右・上下分割
TA Morph Splitなどのツールを使ってモーフを左右や上下に分割し、中心線でスムーズにブレンドされるよう調整しています。
11. ボーンではなくモーフを使う理由
顔の表情を正確に表現するためには、モーフの方が形状を自由に作成でき、小じわやディテールも反映しやすいため、ボーンよりもモーフを推奨しています。
12. リグ設置作業への移行
フェイシャルリグの構造が整ったので、Layoutで実際にコントローラーを配置し、ジョイスティック操作による制御を開始します。
※この動画の音声は英語ですが、YouTube の翻訳機能を使用して日本語字幕を追加することができます。