顔のアニメーションを自在に操る!表情コントローラの設定術
表情用モーフに対して直感的に操作できるジョイスティック型コントローラを設定し、Sticky Lipsなどのアニメーション表現を自在に切り替える手法を紹介します。
1. モーフターゲットとコントローラ準備
顔のモーフターゲットを事前に用意し、これからコントローラへのマッピング作業を開始します。
2. コントローラの作成とスケーリング
“frame”と“control”という2つのnullを作成し、コントローラとして使用するために適切なサイズにスケーリングします。
3. ジョイスティックでのアゴ開閉コントロール
ジョイスティックのY軸操作でアゴの開閉モーフを制御するように設定し、expressionとclamp関数で0〜1の範囲に制限します。
4. アゴの左右移動と傾きの切り替え
X軸による左右移動を設定し、カートゥーンスタイルに合わせてアゴが傾くようにモーフの動作を切り替えます。
5. 回転チャンネルによる傾き制御
アゴの傾きをrotation.bankチャンネルにマッピングし、±30度の範囲を0〜1に変換してモーフに適用します。
6. Z軸によるアゴの前後動作
Z軸操作でアゴの前方・後方への移動を制御できるようにモーフを追加し、自然なアーク動作を再現します。
7. Sticky Lips モーフの作成
アゴを開いても唇が閉じたままの状態を保つ“Sticky Lips”モーフを作成し、口の動きに多様性を加えます。
8. Sticky Lips スイッチの設定
Sticky Lips のON/OFFを切り替えるための小さなコントローラを作成し、mapRange式を使って−1〜1の範囲を0〜1に変換します。
9. モーフ切り替え用Expression設定
Sticky Lipsスイッチの値に応じて、通常のモーフとSticky Lipsモーフを切り替えるためのExpressionを設定します。
10. アニメーション時の動作と次のステップ
アニメーション再生時には切り替えがスムーズに機能し、次はオートアイリッドの設定に進みます。
※この動画の音声は英語ですが、YouTube の翻訳機能を使用して日本語字幕を追加することができます。