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高度な顔リグ設定:まぶたの自動制御と表情コントロールの構築

まぶたの自動制御や左右非対称の唇操作など、複雑な表情リグの設定方法を詳しく解説します。表情の精度と操作性を高めるテクニックが満載です。

1. まぶたコントローラの初期設定と自動化準備

まぶた用のヌルコントローラを設置し、自動まぶた機能に備えて目の回転値をメモしておきます。

2. 回転角度に応じたモーフ割当の確認

目を上下に動かした際の骨の回転値(例:35.58°、-37°)を確認し、それに対するまぶたのモーフ量(70%、100%、200%など)を設定します。

3. 基本的なまぶた操作の設定

「wide」「closed」「angry」などのまぶたモーフを表情コントローラに割り当て、左右・上下を反転させて複数同時選択による操作を可能にします。

4. 自動まぶた用のモーフコピーと初期式設定

既存のモーフを複製し「auto」用として新しい名前を付け、骨の回転値に応じて動作するよう式を作成します。

5. Motion Baker を使ったIK回転の適用

Motion Bakerの「extra channels」モードを使用して、IKで動く骨の回転をまぶたの自動化に活用します。

6. 式の最適化とモーフ干渉の回避

クランプ処理や式の加算・減算により、手動と自動のまぶた操作が干渉しないよう調整します。

7. まばたきや見開きと共存する「しかめ顔」モーフ

しかめ顔専用のモーフを作成し、自動まぶたや手動操作と競合しないように式に加算処理を追加します。

8. 不要モーフの削除と追加コントロールの紹介

使わないモーフを削除してファイルサイズを軽減し、口や眉、口角用の追加コントロールを紹介します。

9. 上唇・下唇の左右バイアス付き操作の設定

上下の唇に対して、左右方向の位置に応じて異なるモーフが適用されるよう、式を用いて動作を調整します。

10. 舌の動きのコントロールと顔リグの完成

舌の前後・左右・回転・上下動作を追加し、すべての顔の表情リグが完成したことを確認します。

※この動画の音声は英語ですが、YouTube の翻訳機能を使用して日本語字幕を追加することができます。