LightWave 2023 新機能紹介:TurbulenceFDの使い方
LightWave 2023に搭載されたTurbulenceFDの基本設定からシミュレーション、レンダリングまでをわかりやすく解説します。
1. TurbulenceFDの概要とキャッシュ機能
LightWave 2023にはTurbulenceFD(TFD)が搭載され、流体の速度、温度、煙、燃料などのチャンネルからボクセルグリッドを生成し、キャッシュとしてディスクに保存できます。
2. TurbulenceFDの基本構成と操作タブ
TurbulenceFDはエミッターとコンテナの2要素で構成され、操作はレイアウト上部のTurbulenceFDタブから行います。
3. エミッターの設定と温度の調整
Qオブジェクトをエミッターとして追加し、チャンネルで温度を1.0に設定することで、一定の放出を実現できます。
4. コンテナの作成とキャッシュディレクトリの設定
煙や炎のパラメータはコンテナで設定し、キャッシュの保存先を明示的に指定するか、コンテンツディレクトリに関連付けて管理します。
5. ビューポートシェーダーとシミュレーションの実行
ビューポート上で炎を表示するために炎シェーダーを選択し、CPUまたはNVIDIA製GPUを使ってシミュレーションを実行します。
6. シミュレーション範囲の調整
効果を広範囲に確認するため、グリッドサイズをXYZすべて5mに拡大し、Y方向に2mのオフセットを設定します。
7. 再シミュレーションと炎の確認
シミュレーションを再実行することで、炎が上昇していく様子をビューポートで確認できます。
8. レンダリングの手順と注意点
TurbulenceFDを正しくレンダリングするには、レンダープロパティのボリュメトリックタブでレガシーボリューメトリック使用を有効にする必要があります。
9. 詳細情報の案内
TurbulenceFDの詳細については、LightWave 2023日本語版新機能ガイドの該当章を参照してください。