アニメーションの悩みを解決!回転軸とジンバルロック対策
「ジンバルロック」の問題とその解決策を解説します。スムーズな回転表現を実現し、より自然な動きを作りましょう。
1. LightWave 3Dにおける回転軸の利用とジンバルロック問題
LightWave 3Dでは、回転にヘディング、ピッチ、バンクと呼ばれる回転軸を利用していますが、3つの軸のうち2つが同じ平面上にある場合に「ジンバルロック」という問題が発生することがあります。
2. LightWave 2020で導入された回転順序の変更機能
LightWave 2020では、ジンバルロックの問題を解決するため、アイテムごとの設定でヘディング、ピッチ、バンクの回転順序を変更できるようになりました。
3. 回転順序変更によるジンバルロックの修正例
助けるゴンから変換したデータを使った肘の回転サークルを例に、モーションオプションパネルから回転順序を「YZX HBP」に変更することで、バンク軸が左右の回転をできるようになり、3つの軸がそれぞれ重なることなく回転できるようになることを示しています。
4. アニメーション途中の回転順序切り替え不可
この回転順序はアニメーションの途中で切り替えることはできません。アニメーションを設定する前に順序を設定する必要があります。
5. 数値入力やミニスライダーでの調整に関する注意点
回転順序変更後、ビューポート上の回転ハンドル操作には問題ありませんが、数値入力やミニスライダーで調整する場合、軸の並びが変更されるため注意が必要です。