パラメトリックシェイプを利用した氷河のチュートリアル
この動画は、新しく実装されたパラメトリックシェイプを利用して、形状と呼ばれるプリミティブオブジェクトに画像を投影して、画像の明暗から変位を設定し氷河を作成するチュートリアルです。プリミティブオブジェクトの形状はジオメトリに必要なポリゴン等のエレメントを増やす必要がないため、凹凸などの詳細かつ複雑なジオメトリを必要とする変位マップなどを作成することができます。
1. チュートリアル概要とパラメトリックシェイプ機能の説明
この動画ではLightWave 2018で導入された「パラメトリックシェイプ」機能を使用しています。
2. プリミティブオブジェクトと変位マップの活用
Nullオブジェクトに対してプリミティブ形状(平面・球体など)を設定できます。ポリゴンを使わずに詳細な変位マップを作成できます。
3. 高低差マップの準備と画像処理
Photoshopなどの画像編集ソフトで、氷河の写真を中心が明るく周辺が暗くなるよう加工し、変位の高さを調整しています。
4. 2種類の氷河画像を準備
2種類の氷河を作成するため、異なる写真を用いてそれぞれに対応したマップを作成しています。
5. パラメトリックシェイプの設定
Nullオブジェクトに対してプリミティブ平面を設定し、半径や変位高さ、精度などのパラメータを調整しています。
6. 画像を使った変位の設定
ノードエディタで画像を読み込み、明暗を利用してプリミティブ平面に変位を加えています。VPRで効果を確認できます。
7. 2つ目の氷河モデルの複製と調整
1つ目のオブジェクトを複製し、別の画像を割り当てることで、異なる形状の氷河を作成しています。
8. アニメーションと地面オブジェクトの作成
作成した氷河を地面から突き出すアニメーションを設定しています。地面オブジェクトにも色をつけてカメラの視点で調整しています。
このチュートリアルは、神風動画様のオリジナルアニメーション「COCOLORS」で、CGアニメーションディレクターを務められ、現在はフリーランスで活動されている「石黒英彦」様原案のパラメトリックシェイプのチュートリアルを元にディストームで再編集したチュートリアル動画です。