New Global Illumination Render Engines

New Global Illumination Render Engines

二つの新しい大域照明レンダリングエンジン

LightWaveレンダリングエンジンは、大域照明(グローバルイルミネーション)を再設計したことにより、LightWave 2020でさらなる進歩を遂げ、アーティストに2つのラジオシティエンジンを提供するようになりました。一つはブルートフォース(Brute Foce:非バイアス型ラジオシティエンジン)、そしてもう一つがイラディアンスキャッシュ(Irradiance Cache:補間型ラジオシティエンジン)です。これら新たなレンダリングエンジンは個別に、または連携して使用することで、より高品質、かつより細やかなコントロールで、求める現実世界のレンダリング結果を得られるようになります。

New Shaders in FiberFX

New Shaders in FiberFX

ファイバーFXにおける二つの新規シェーダー

LightWave 2020に新たに搭載された2つのヘアーシェーダーは、フィジカルベースレンダラーを活用することで、よりリアルなヘアーを実現しています。1つはPrinciped Hair(プリンシプルヘアー)マテリアルです。このマテリアルはPrincipled BSDF(プリンシプルBSDF)設定に基づいており、色(Color)/キューティクル(Cutical Tilt)/粗さ(Roughness)/放射状の粗さ(Radial Roughness)/屈折インデックス(Index of Refraction)の5つの入力だけを実装したシンプルなインターフェイスで、素晴らしい結果をもたらします。2つめは、AFC Hair(AFCヘアー)マテリアルです。このマテリアルはスペキュラの設定が二つのセクションに分かれています。プライマリはストロークの正面側の反射、セカンダリは背面側から跳ね返った反射です。この二つのヘアーシェーダーにより、シンプルでアーティストに馴染みやすいシェーディングオプションを選択することも、また望み通りの外観を極めるための複雑なコントロールも可能となります。

New OpenVDB Production Tools

New OpenVDB Production Tools

OpenVDBに新しい制作ツールセットが追加

LightWave の OpenVDB で新たに追加された制作ツールセットのうち、メインとなる大きな機能といえばPartioパーティクルオブジェクトのサポートです。Partioパーティクルオブジェクトがサポートされたことにより、シンプルなLightWaveインターフェイス上で、Houdiniパーティクルのパワーの恩恵を得られるようになります。ほかにも、新たなOpenVDBツールセットには以下が含まれています。

Advect Point(移流ポイント) ノード
速度グリッドによるパーティクルの移流
Analysis (分析) ノード
グラディエント(Gradient), 曲率(Curvature), ラプラシアン(Laplacian), 最接近点トランスフォーム(Closest Point Transform), 分岐(Divergence), カール(Curl),マグニチュード(Magnitude), 正規化(Normalize) のグリッド作成
Combine Math(数学的複合) ノード
数学演算子を用いたグリッドの結合
Level Set Morph(レベルセットモーフ) ノード
レベルセットグリッド間のモーフ
Partio ノード
Houdini .HClassic パーティクルファイルの読み込み
VectorGrid Sprit and Merge(ベクトルグリッド分割と結合) ノード
さらなる実験を重ねるためのベクターグリッドの分離と結合
Visualize(ヴィジュアライズ) ノード
オプション付きグリッドビューワー

モーションシステムの再設計

Redesigned Motion System

モーションシステムの再設計

LightWave 2020 では、モーションオプション(Motion Options)へアイテムごとに回転順序(Rotation Order)を変更するための機能が追加され、変更した回転順序はシーンファイルに保存されます。これにより、他のアプリケーションからLightWaveへとデータの移行が容易になります。さらに、ジンバルロックの問題もこの回転順序で回避可能であり、アイテムはより自然な回転順序で動きをつけることができます。

ローカルアクションセンター

Local Action Center

ローカルアクションセンター

LightWaveモデラーでは、アクションの中心:ローカル(Action Center:Local)オプションを使用して、アイテムのグループに対し、移動や回転の影響を与えることができます。同じモデルデータ上で異なる箇所にある任意のエッジやポリゴンを選択すると、ローカルでそれらを一つのアイテムとしてアクションを実行するようになります。ローカルアクションセンターは、一度に複数のレイヤーに対して動作が可能であり、素早く簡単に変更を加えることができます。

トーンマッピング

Tone Mapping

トーンマッピング

LightWave 2020の新たなピクセルフィルタを使用すると、レンダリングの見た目をより細かくコントロールできるようになります。トーンマッピング(Tone Mapping)とは画像処理およびコンピュータグラフィックスの世界において使用されるテクニックであり、ある色のセットをほかの色へとマッピングすることで、ハイダイナミックレンジの画像をより限られたダイナミックレンジのメディア上で疑似的に再現する方法です。さらに、結果を迅速に得られるよう、VPRでもこのピクセルフィルタの結果を確認することができます。

新たなライトシステム

Enhanced Environment Light

新たなライトシステム

LightWave 2020では、環境ライト(Environment Light)が新たな役割を担っています。環境ライト(Environment Light)は環境(Environment)と直接連動するようになり、背景(Backdrip)の直接サンプリングを追加します。環境ライト(Environment Light)はレイアウトのデフォルトシーンの一部として提供されるようになり、環境(Environment)システムの合理化をもたらします。

FBX互換性

Enhanced Pipeline Support

FBX互換性

LightWave 2020では、パイプラインのサポートがさらに強化され、自動リギングのためのモーションキャプチャへのアクセスが向上しています。より多くの機能がFBXフォーマットでサポートされるようになり、他のアニメーションツールで作業する際の柔軟性が大幅に向上しています。

インスタンス

Instancing

インスタンス

サーフェイス(Surface)インスタンスで静的(Static)オプションが追加されたことで、Octane Render for LightWaveのようなサードパーティ製レンダリングエンジンでのレンダリング処理時間が改善されました。さらにノード編集を利用した法線(Normal)へのオフセット(Offset)機能も搭載されています。

OpenGL

Improved OpenGL

OpenGL描画の更なる改善

OpenGLの描画は更新され、ビューポート上において、従来よりもさらに最終レンダリングに近いビジュアライゼーションを実現します。

SSSの改良

Improved SSS

SSSの改良

より優れたサブサーフェイススキャッタリングのアルゴリズムを採用したことにより、レンダリングにより高速、かつ高品質なSSSを提供するようになりました。

モバイルデバイス上でのレンダリング監視アプリ

Mobile Render Monitoring

モバイルデバイス上でのレンダリング監視アプリ

LightWave 2020では、iOSおよびAndroid用の新しいアプリケーションを活用し、モバイルデバイス上でレンダリングの進捗状況をモニターすることが可能です。

※ モバイルアプリケーションにつきましては、近日リリース予定です。

国内のクリエイターからの要望による機能と改善点

国内のクリエイターからの要望による機能と改善点

Diffuse Shadingバッファの再サポート

LightWave 2020 では、国内からの多くのお客様からのご要望により、LightWave 2015 以前のバージョンで出力可能であったDiffuse Shadingバッファが再サポートされました。

セルインテグレーターの拡張

国内のクリエイターからの要望による機能と改善点

セルインテグレーターの拡張

LightWave 2020 では、セルインテグレーターの機能が拡張され、セルの色を直接指定することができる拡散色使用(Use Diffuse Color)オプションが追加され、セルのキーをキーボードショートカットDELETEキーにて削除できるようになりました。

Surface IDの任意設定

国内のクリエイターからの要望による機能と改善点

Surface IDの任意設定

LightWave 2020 では、サーフェイス毎にSurface IDを任意の値に設定することができるようになりました。これにより、出力されるSurface IDをグループ分けするように設定することができるようになりました。

シーン編集

国内のクリエーターからの要望による機能と改善点

シーン編集

LightWave 2020ではシーン編集(Scene /Dope Editor Editor)上での選択方法の改善がおこなわれました。旧バージョンのLightWaveでは、ビュー上で選択したアイテムは、シーン編集(Scene /Dope Editor Editor)上ではハイライト選択されていませんでしたが、LightWave 2020では、オプションを有効にすることにより、ビュー上で選択したアイテムがシーン編集(Scene /Dope Editor Editor)上で、ハイライト選択されるようになったり、またビュー上の階層構造内のアイテムを選択した場合、シーン編集(Scene /Dope Editor Editor)上で階層構造が展開するようになり、大規模かつ複雑なレイヤー化されたシーンを簡単に管理できるようになりました。

国内のクリエイターからの要望による機能と改善点

ショートカット利用による親子関係の拡張

LightWave 2020 では、ビューポート上でキーボードショートカットeキーを利用し、同一アイテム間での親子関係が設定できるようになりました。

LightWave 2020 では、他にも数々の修正や改良が行われています。