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後藤克典氏 インタビュー

2021.05.26

後藤 克典

ごとう かつのり

東京都出身
大学卒業後、デザイン会社での活動を経て

現在は独立して長野県諏訪市で活躍中

最近の主なお仕事
  • 「たけしの新世界七不思議大百科」(テレビ東京)番組内全てのCG制作
  • 「遠くへ行きたい」(日本テレビ系列)オープニングタイトルCG制作
  • 海外出版社の分冊百科で飛行機関係のCGを製作
  • 信州諏訪の高島城復興50周年記念のCG制作
  • 国立研究開発法人など研究機関向けのCG製作
  • テルマエロマエII背景用3Dモデル製作
  • 他出版物向けCG多数

■自己紹介をお願いします。

出身は東京の世田谷なんですが、長野県の諏訪市へ引っ越して高校まで進んだ後、大学への進学のタイミングで上京しました。

卒業後はデザイン会社で働いて、バブルがはじけた時期に諏訪市に戻り、今は独立してフリーでCG制作の仕事をやっています。

諏訪市に戻った時期は、ちょうど世間的にパソコン通信がインターネット/WEBに切り替わるくらいの頃です。

■CGのお仕事をされるようになったきっかけを教えていただけますか。

地元諏訪市の城北小学校で担任だった先生が東京藝術大学出身で、その先生の影響で昔から絵が好きだったんです。長野県の県展で入選したりもしました。

昔、絵を描いていた経験は今でも割と助かっています。空間を認識する感覚、立体で物を捉える能力は絵を描いて鍛えられたと思います。



■MODOを使用されるようになられたきっかけをお教えいただけますか。

デザイン会社にいた頃、3DCGが必要になってソフトの導入を検討したことがあるんです。その時は、AmigaでLightWaveが動いていたり、国産のShadeの価格が高くて手が届かないような時代でしたが、数年後にShadeが会社で買えるような値段になったので、そのタイミングでShadeを導入して3DCGを始めました。

その頃からずっと、仕事に使っているコンピュータがMacなので、Macに対応しているのは必須ですね。



今、仕事は、ほぼ MODO だけでやっています。テクスチャの制作に Photoshop を使用したり、ロゴをIllustratorで作ったりするくらいで、3DCGの作業の95%くらいは MODO を使っています。

MODO を使うようになったのは信州に戻って独立した後です。海外の仕事で互換性の面からテクスチャとポリゴンのデータで納品する必要があり、その時にいろいろポリゴンモデラーを探してMODOにたどり着きました。MODOはシンプルで一番使いやすかったですね。当時はmodo 102 の頃なので、まだモデリングの機能だけしかありませんでしたが、それまで使っていた Shade からすぐに移行しやすかったです。初めはモデリングでしかMODOを使っていなかったのですが、MODOのバージョンアップに合わせてレンダリング機能やアニメーション機能も使うようになりました。

■最近のお仕事をご紹介いただけますでしょうか。

守秘義務で言えない仕事が多いのですが、言える仕事だと去年地元の長野県諏訪市の高島城の本丸全体の復元CGを制作しました。

高島城は明治に取り壊されたのですが、1970年代に地元有志による復興運動で天守閣だけ新しく建てたんです。昨年がちょうど復興五十周年にあたり、地元でいろいろな企画が行われまして、私もCGで参加させていただきました。



建て直された実際の天守閣は鉄筋コンクリート造なのですが、私がCGで制作したのは木造建築本来の高島城天守閣です。また、高島城は周りが諏訪湖や沼で囲まれているので湖の上に浮かんでいるようで、「諏訪の浮き城」と言われていたようです。今回は天守閣だけではなく本丸全体を再現しました。

この仕事はすべて MODO で制作しています。

高島城は資料がほとんど残っていなくて、なかなか作るのが大変でした。資料が無いところは、地元の博物館の学芸員の方などに話を聞きながら「きっとこうだったんじゃないか」と想像して作りました。





■他にも雑誌やテレビの仕事をなされておいでかと思いますが、そちらのお話をお聞かせいただけますか。

海外の出版社が出している付録付きの分冊百科シリーズと付録のないシリーズに掲載するCGの制作を同時にやっていて、最近ちょうどそのシリーズが終わったところです。この仕事では第二次大戦中のいろいろな飛行機を再現して作りました。

飛行機が大好きなんです。子供のころ東京にいたのですが、自宅の隣が自衛隊で、飛行機が並んでいて、自衛官の方が操縦席に乗せてくれたりしたこともありました。それで飛行機大好きになりました。もちろんそのまま飛んだりはしなかったですけど・・・・。



■雑誌のお仕事で苦労なされている点はございますか。

分冊百科シリーズは100号を超えるくらい長く続くことがあるんですが、最初から制作するものが全部決まっているわけではなくて、どの飛行機を掲載するかは、たとえば10号なら10号分まとめて計画を立ててから制作することになっていて、それを繰り返してシリーズを進めます。

後半になるとあまりみんなが知らないような飛行艇や大型の輸送機のようなマイナーな飛行機を作るんですが、資料が残っていないと困りますね。資料は私の方で調べるんですが、第二次大戦中の混乱期にたった数機しか作られなかった飛行機が取り上げられたときは大変でした。






■テレビの仕事のお話をお聞かせいただけますか。

テレビの仕事については、年末年始の特番で「たけしの新・世界七不思議」という番組で使用される古代遺跡などの再現CGの動画を作っています。2009年頃からやってますのでMODOのバージョンアップと共に放送されるCG動画の質も上がっているかと思います。

昔から好きな番組で、日曜日の朝に日本テレビ系列でオンエアされている「遠くへ行きたい」という旅番組ではオープニングタイトルをMODOで作りました。



■MODOの他に使用されている3Dソフトウェアをお教えいただけますか。

MODOの他はZBrushと、たまにBlenderを使います。

ZBrushは、ポリゴンのリダクションに使っています。

エジプトや南米の遺跡の再現CGを作る仕事で、番組の中で協力してもらっている学者の先生からたまにポイントクラウドのデータをいただくことがあります。海外の遺跡や地形は電磁探査や3Dスキャンでの計測が進んでいるみたいです。

ポイントクラウドのデータはそのままメッシュにしただけだとポリゴン数が多くて扱いづらいので、ZBrushでポリゴンをリダクションしています。





あとBlenderは流体の表現に使っています。

先日の仕事で飛行機の気流を表現する動画を作成したのですが、気流をBlenderで作成してVDBファイルに書き出し、MODOで作った飛行機のシーンに読み込みました。

MODOに流体がついてくれるとすごくいいんですけど、、、、。

■よく使用されているMODOの機能、お気に入りの機能をお聞かせいただけますか。

まんべんなく使っているんですが、UV展開はしやすいです。

あとショートカットキーが慣れると楽です。テンキーの「0」でパレットやビューを拡大したり。



■今後MODOに期待する機能をお教えいただけますか。

今のところ、自分の仕事だと「Fluid=流体」ですね。

■これからMODOを始められる方へ一言お願いします。

CGを作るのに完成までMODOだけでやっていけるのは良いですね。個人的にはMODOで不足に思う個所は、ほぼ無いです。

MODOはレイアウトがタブで分かれているので、モデリングをするときには「モデリング」のレイアウトにしておけば、他の余計なツールを目に入れずに作業できるので、使いやすいです。これは初めて触る人でも比較的作業しやすいと思います。

サポート体制も良いです。わからないことがあったときに聞ける窓口があるのはとてもいいと思います。

余計なソフトを入れていないという環境もあるのかもしれませんが、MODOは落ちないのでとてもいいです。作っているデータが途中で飛ぶっていうのが一番悲しいですから。

あとは、そう、MODOはレンダリングが速いです。今仕事で使っているのは64GBのメモリを搭載した標準的なiMacなんですが、私が仕事で作るアニメーションは尺が短いので今使っているiMacの環境で問題無いです。

環境ということだと、うちには保護猫の部屋があって猫用グッズがたくさん置いてあるんですよ。もしかしたら、今は猫の環境のほうが整っているかもしれません。



■本日はどうもありがとうございました。

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