「MODO Kit & Video スプリングキャンペーン」3月30日まで!

日増しに寒さも和らいで着実に春へと向かっていますが、春は新たに動き出す季節!改めてMODOキットご購入検討の方に、学習教材をセットでご提供する「MODO Kit & Video スプリングキャンペーン」を今月末まで実施いたします:

セットでご提供するのは下記4製品:

  • プロダクトビジュアライゼーションセット:
    SLIK2 キット + ビデオ2製品を20,000円(7,600円オフ)
  • 建築ビジュアライゼーションコンプリートセット:
    VP ARCHVIZ COMPLETE キット + ビデオ5製品を52,000円(20,000円オフ)
  • キャラクターアニメーションスタートアップセット:
    ACS2 キット+ ビデオ1製品を26,000円(8,800円オフ)
  • これから始めるトゥーンレンダリングセット:
    NPR2 キット + ビデオ2製品を26,000円(5,600円オフ)

学習教材をセットにすることで、習得もよりスムーズに、かつすぐに実戦へと投入できるようになるため、制作現場での大きな強みとなることでしょう。本キャンペーンの詳細については、以下のページをご覧ください:

MODO Kit & Video スプリングキャンペーン

 

 

キット:レンダリング用ユーティリティ「Render Monkey 2」

今回はレンダリング用の便利なキット「Render Monkey 2」をご紹介します:

http://www.pluginsfree.net/2016/02/rendermonkey-2-for-modo.html

このキットでは複数のシーンをバッチレンダリングしたり、任意のフレームを指定してのレンダリングが簡単に行えるようになっています。残念なことに現在のところ日本語には対応していないため、MODO日本語版だとエラーが発生してしまいますが、MODO日本語版には言語を切り替えるプログラムがついていますので大丈夫!言語切り替えプログラムで英語表記へと戻し、キットの操作を行ってください。

有償(非商用の場合は19$、商用は39$)ではありますが、多くのシーンや多くの枚数をレンダリングするのに管理が大変だと感じられている方は、こういったユーティリティキットの導入も検討されてみると良いかもしれません。

 

他3DCGアプリケーションユーザー向けMODOチュートリアルビデオ

昨今、制作現場において、ワークフローの中にMODOを取り入れられることが増えてきました。それに伴い、今まで他の3DCGアプリケーションを使っていて新たにMODOも触り始めたけれど、なかなか考え方を理解できない操作に手間取ってしまうという方も多くいらっしゃるのではないかと思います。

そんな方のために、The Foundry社からそれぞれの3DCGアプリケーションユーザー向けに、MODOをご紹介するチュートリアルビデオが公開されています:

tutorial-from-3dcgMaya ユーザー様向け:Maya to MODO

Softimage ユーザー様向け:Softimage to MODO tutorials

3ds Max ユーザー様向け:Using MODO with 3ds Max: Tutorial Series

Cinema 4D ユーザー様向け:Cinema 4D to MODO

こういうビデオがあると大変便利ですし、安心できますよね。

もちろん私たちMODO JAPAN GROUPでは「ビデオを見るだけでは難しい」「直接トレーニングを受けて、あれこれ聞きたい」という方のために、初期導入トレーニングなどもご用意いたしております。4月4日(月)~5日(火)には株式会社Too様の施設をお借りして、2日間MODOをみっちりコースでトレーニングいたしますので、ぜひこういったトレーニングの利用もご検討ください!

MODO トレーニング&体験コースのご案内

 

プレスリリース:MODO 10シリーズ発表!

2016年3月7日、The Foundry社より、MODOの次期メジャーバージョンであるMODO 10シリーズについてのプレスリリースが発表されました!

https://www.thefoundry.co.uk/about-us/news-awards/the-foundry-launches-modo-10-series/

今回のMODO 10シリーズでは、MODO 10.0v1をリリースした後、10.110.2と機能を追加したバージョンがリリースされる予定となっており、最初のMODO 10.0v1ではゲームマーケットをターゲットとした様々な新機能(Unity/UnrealEngine用マテリアルの追加やFBX出力/ベイク機能の強化/頂点法線機能の拡張など)が追加されます。この後に続く10.110.2では、10.0v1とは異なるターゲットを見据えた機能追加が予定されており、幅広い分野に対してMODOをワークフローの中へとより深く組み込んでいただけるよう、MODO 10シリーズ全体を通しての拡張が進められていく予定となっています。

また、この発表に合わせ、3月16日~18日 米サンフランシスコにおいて開催されるGDC(ゲームデベロッパーズカンファレンス)では、 Unity ExpoブースにおいてMODO+MARIを発表する予定ですので、もしGDCに参加される方はぜひブースまでお立ち寄りください。

MODO 10.0v1で追加される機能の詳細については、以下のページでも案内されています:

http://www.cgchannel.com/2016/03/see-more-details-of-the-new-features-in-modo-10-0v1/

MODO 10に関するさらなる情報が発表・確定次第、アナウンスしていくようにいたしますので、どうぞお見逃しなく!

 

制作事例:ラテの泡

The Foundry社のフォーラムにて、カフェラテの泡だった表現をうまく再現している制作事例がありましたのでご紹介いたします:

この画像の作者の方は泡だちをどのように表現するかと考えたときに、まずGoogleでカフェラテの画像を検索したところ、写真のようなイラストを発見し、それを拡大して観察することから始めたそうです。最終的には泡を表現する異なる穴が開いたステンシル画像のレイヤーを4つ重ね、さらに透明な泡を表現するのにディスプレースメントとスペキュラを適用したとのこと:

テクスチャだけでこういった表現が可能になるんですね。何かを表現しようと思った時にまず観察すること、そしてそれを実現するためにどういった手段を採れば良いのかを探求することが重要なのかもしれません。

 

制作事例:アニメ「ミスター・ビーン」

イギリスの有名なコメディ番組「ミスター・ビーン」のアニメーション版では、モデリングやリギング、アニメーション、レンダリングまでMODOで制作されており、メイキング映像では、細かく表現できるよう設定された車のリグや、キャラクタの基本的なアニメーションなどが紹介されています:

なかでもセルエッジが非常にキレイに表現されているのが目を惹きますが、なんとこのセルエッジの表現方法が動画で公開されています!MODO標準のCel Edge Materialのみを使用してレンダリングされているのですが、エッジの幅品質をリンクさせることが鍵のようです:

また、動画後半部分で紹介されているカメラと対称物との距離とエッジの幅とをリンクさせる方法については、<基本機能・チップス紹介>サイトの方でも日本語で同じような解説をしておりますので、そちらもぜひ参考になさってください:

距離によってセルエッジの太さを変化させるには

 

チップス:MODOとMarvelous Designer 5間のワークフロー

服飾モデリング、アニメーションを実現するクロスシミュレーションツールであるMarvelous Designer 5をご存知ですか?既にお使いの方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回はMODOでキャラクタアニメーションがつけられているデータに対して、Marvelous Designer 5で服を作成し、MODOに戻すというワークフローが公開されていましたので、ご紹介いたします:

Topic – Modo 902 ACS 2 to Marvelous Designer 5 UPDATED to .mdd workflow

このスレッドではMODOでのキャラクタアニメーションにキャラクタアニメーション用リギングキットACS 2を用いていますが、これは標準のリグでも、さらに言うとリグではなくメッシュのデフォームを行っているシーンにおいて共通するワークフローです。

大まかな流れとしては

– MODOでデフォルト単位をメートルに設定
– メッシュとアニメーションを保存するようFBXを設定(カメラやライトは除外)
‐MODOでアニメーションを設定
FBXでMODOシーンを出力
– メッシュの変形をMDDで出力
– Marvelous Designerで出力しておいたFBXを読み込み(単位はcm)
– 服を作る
– Marvelous DesignerのアニメーションエディターでMDD読み込み
– 服のシミュレーションが完成したら服のメッシュをOBJとして出力
– 服の変形をMDDとして出力
– MODOに戻り、服のOBJメッシュを読み込み、MDDを読み込んでモーフインフルエンスを適用

といった感じです。

変形をMDDでやり取りする、というところが肝となりそうです。Marvelous Designer 5は非常に優れたツールですので、ご興味のある方はぜひこのフローを試してみてください。

 

アセンブリ:EyeTextureRig(眼球用リグ)

世界中のMODOユーザーがそれぞれ自分の作った様々なシーンやスクリプト、マテリアルなどを共有しているアセットシェアでは、面白い素材に出会うことが良くあります。今回ご紹介するアイテムは、そんなアセンブリの一つです:

アセンブリ:EyeTextureRig(眼球用リグ)

こちらは、シーン内にあるメッシュに対してテクスチャロケータの位置を合わせることで、眼球のテクスチャを貼り付けることができるというアセンブリです。こちらのテクスチャでは全てプロパティで管理しているため、一切画像のテクスチャは使用していません。なので球形に限らず、好きな形状のメッシュへとお好みの色や文様を作り上げていくことができるという面白い仕組みになっています。

eyeball_assembly_pictureアカウントをお持ちの方は、ぜひこちらのアセンブリをダウンロードして、遊んでみてください!

 

新トレーニングビデオ「3DCGソフトウェア MODOトレーニングビデオ (CORDELIA)」リリース開始!

MODOの学習教材であるトレーニングマテリアルに、また一つ、優れたビデオが加わりました。その名も「3DCGソフトウェア MODOトレーニングビデオ (CORDELIA)」!このトレーニングビデオを本日よりリリース開始いたします!

このビデオは株式会社日企様が企画・制作されたMODO用トレーニングビデオで、MODOの基本設定からモデリング、リギング、アニメーション、マテリアル設定、レンダリングまで、全てをカバーしています。初心者向けにわかりやすく説明しているだけでなく、カバーしている内容も広範囲にわたっているため、今まで興味はあるものの使ったことのない機能などにもチャレンジできるチャンスです!

このビデオの中で講師を務められているのは高野怜大氏。 「2.5Dアニメーション」「やってはいけないCG制作」などの著作のほか、専門学校で講師を務められている高野怜大氏によるレクチャーは大変わかりやすく、理解しやすいものとなっています。

学習教材としてオススメのこの一本、ぜひお手元にどうぞ!

 

チップス:草原の揺らぎ

The Foundry社コミュニティサイトにてファーに関する面白いチップスが公開されていたので、ご紹介します。

草原が風に揺らいでいる様子を表現しようとすると、どのような機能を使うでしょうか?いくつか方法はあるかもしれませんが、ファーの機能とテクスチャを組み合わせることで、非常に簡単に揺らぎを表現することができるようです:

Topic – Grass Blowing In The Wind?

草原を表すポリゴンにファーのマテリアルを適用したら、ファーの曲がり具合をコントロールするファーフレックスのエフェクトに対してNoiseテクスチャを適用し、テクスチャが動くアニメーションを設定するだけで、草原が風によって揺らいでいるような表現が可能となります。非常にシンプルなチップスですが、とても便利に使えますよね。上記スレッドには動画の元となるサンプルシーンも公開されていますので、簡単に試してみることができます。

また、さらにもうちょっと複雑な動きを再現したいと思われるのであれば、こちらの動画がオススメ!

こちらはMODOの古くからのユーザーで、現The Foundry社スタッフでもあるMutant Pixel氏のMODOチップス動画です。ファーガイドをはやした後で、トランスフォームのデフォーマを適用し、さらにその動きをノードでコントロールしています。

揺らぎの表現が必要になった際には、ぜひこれらチップスをご活用ください!