ウェブ:「無償キット」ページ公開

MODO開発元であるFoundryでは、MODOの機能を追加してくれるMODOキットに対し、有償版だけでなく、無償版にも力を入れて配布しています。この度、MODO JAPAN GROUPでは、MODOを有しているユーザーの方対象に無償で配布しているキット専用のページを作りましたので、ぜひご覧ください:

MODO 無償キットのご案内

ZBrushやAfterEffectsとのブリッジ用キットSubstanceデータを読み込むためのインポータUnity/UnrealEngineなどリアルタイムエンジン用のテクスチャ集など、様々な無償プラグインが配布されています。またこの他にも、建築ビジュアライゼーション用の素材集である「VP ARCHVIZ kits (アークビズキット)」のページでは、お試し用のフリーデータも用意されています。

まだご存じなかったキットもあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!

 

SIGGRAPHニュース:「MODO VR」&「Radeon ProRender」

毎年夏に開催される世界最大のコンピュータグラフィックスおよびインタラクティブ技術の祭典「SIGGRAPH」ですが、今年も07/30~08/03の期間、アメリカロサンゼルスにて開催されました。今年も様々なニュースが発表されましたが、MODO関連でも二つの大きなニュースが発表されています。

一つは、MODO VRの発表

VRコンテンツを制作する際に必要となるのが、VRの中でのスケールやパースに合わせてモデルを作成したり、シーンを構築することだと言われていますが、このMODO VRではMODOのアドバンストビューポートのテクノロジを利用して、MODOの中で直接VR用コンテンツを確認することができます。

まだ初期段階ではありますが、MODOユーザーの方であればベータプログラムに参加することができますので、Oculus Rift や HTC Vive VR ヘッドセットをお持ちの方は、試してみてはいかがでしょうか?

MODO VR ベータお申込みページ

そしてもう一つがRadeon ProRenderのMODO対応発表

Radeon ProRenderは高速かつ正確な物理ベースのレンダリングを行うことで、フォトリアリスティックな画像生成を可能とするGPUレンダリングエンジンとしてAutodesk Mayaや3dsMax、Blender、Solidworksなどに無償でプラグインが提供されており、つい最近もCinema 4D 最新版にインテグレートされるというニュースが発表されたばかりの話題の製品ですが、このProRenderがMODOにもインテグレートされる予定ということで、AMDブースでデモが行われていた模様です:

現時点では、今年後半にベータテストを開始されそうですので、実際に触って試せる日もそう遠くはなさそうです。

様々な技術がMODOに統合され、相乗効果で従来の機能もパワーアップしていけば、表現の可能性もさらに広がっていくことでしょう。本当に楽しみですね!

 

事例記事:「ゲーム制作におけるMODOワークフロー 」連載開始!

MODO JAPAN GROUPでは、制作活動に実際にMODOを活用されているクリエイターの方々のご協力を得、制作時におけるワークフローをご紹介いただいておりますが、本日8月3日(木)よりコラット高野様による「ゲーム制作におけるMODOワークフロー」と題した記事の連載を開始いたします:

今回はまず「ゲームのキャラクター制作ワークフロー」の全体像を簡単に整理して、ゲームアセットの制作に「MODO」を使うメリットを大きく5つご紹介していただきます。

この連載記事を担当されるコラット高野様は、以前にもMODOとゲームエンジンとのワークフローをテーマにセミナーを行っていただくなど、実際のゲーム制作の現場に携わっている立場から、実践的かつ的確な解説をしてくださっています。

なぜMODOなのか?」をテーマに毎週詳しく解説していただくこの連載記事、本当に楽しみです!

現在ゲームプロジェクトに関するモニターも募集しておりますので、これを機会にMODOを触ってみたいと思った方は、ぜひ本モニターにお申し込みください。お待ちいたしております:

ゲームプロジェクト モニター募集!:http://modogroup.jp/monitor

 

キット:「CharacterBox for MODO」MODO JAPAN GROUPでの取り扱い開始!

本日より弊社MODO JAPAN GROUPでも、MODOにおけるキャラクタアニメーション機能を大幅にアップしてくれるキット「CharacterBox for MODO」の取り扱いを開始いたしました!

CharacterBox for MODO

これにより、今後は弊社もしくは弊社経由で販売代理店様からのCharacterBox for MODOのご購入が可能となります(※お取扱いはパッケージ版のみとなります。ダウンロード版は開発元である株式会社ピー・ソフトハウス様のみでのお取扱いです)。またそれに伴い、弊社および弊社経由で販売代理店様(販売元であるToo様を除く)より本プラグインをご購入いただいたお客様のサポートは弊社で行ってまいります。

キャラクタアニメーションに必要となる様々な機能を有するモジュラーリグ形式のCharacterBox for MODO、ご興味をお持ちの方はぜひ、今年3月に行いましたCharacterBox for MODOの機能をご紹介するライブ配信映像のアーカイブをご覧ください:

高機能かつ幅広くサポートされた汎用性の高い製品となっているのが、おわかりになるかと思います。

まずは使ってみたいという方は、株式会社ピー・ソフトハウス様のウェブよりぜひ体験版をお試しください!

「CharacterBox for MODO」体験版のご案内

体験版にはサンプルも含まれておりますので、ぜひそちらもご活用ください!

 

キット:「Screen color picker」

Foundryフォーラムにおいて、カラーピッカー用の便利キットが公開されていましたので紹介いたします:

https://community.foundry.com/discuss/post/1092080

screen_color_picker

画面上の色を取得してくれる、いわゆるスポイトツールのような機能です。Mac版の場合だと、標準のカラーピッカー自体に色を取得してくれる機能が提供されていますが、Windows版の場合にはそういった機能がなかったため、こういう機能を要望される方も多かったかと思います。

キットをインストールすると、カラーピッカー画面に「Screen Picker」というボタンが現れますので、そちらをクリックし、出てきたパネル上でマウスをクリックしたまま、画面上で拾いたい色までマウスをドラッグします。そうすると、インタラクティブに取得した色がパネル上で塗りつぶされますので、色の確認や設定がとても簡単に行えるようになっています。

このキットを使うことで、チームで制作する場合など、用意しておいた様々なパレットから色を拾うことができ、作業がとても簡単になりそうですね。

 

チュートリアルビデオ:「Building a Spaceship」シリーズ 計8本

MODO開発元であるFoundry社より、Ellery Connell氏作成の無償チュートリアルビデオが公開されていましたので、ご紹介いたします:

Building_a_Spaceship

これらのビデオでは、SFの宇宙船のデザインを元に基本的なモデリングを行っており、ポリゴンモデリングやサブディビジョンモデリング、スカルプト、MeshFusion、そしてリギングなど、基本的な操作で解説しています。コンテンツもダウンロード可能になっていますので、ぜひ試してみてください!

 

MODO 11.1 新機能【MODO 11.1におけるビューポート表示向上のための追加機能】

MODO 11.1では、ビューポート上におけるアイテムの視認性を高めるための工夫が施されています:

【MODO 11.1におけるビューポート表示向上のための追加機能】

レンダリング結果に影響を及ぼさないこういったビューポート上の工夫により、快適に作業できるようになり、全体の効率をあげることができます。地味な機能に見えますが、こういった機能が実装されることで、一段と使いやすくなっています。

 

制作事例:未来のレトロカーモデリングメイキング

MODOに関する様々な情報を発信しているpixelfondueのサイトにおいて、未来のレトロカーモデリングのメイキングが公開されていましたので、ご紹介いたします:

https://www.pixelfondue.com/blog/2017/7/23/modo-future-retro-car-modeling-breakdown

このモデリングにはWilliam Vaughan氏が公開しているMOP Boolean Kit for MODOキットが多用されています。MOP Boolean Kit for MODOではMODOのプロシージャルモデリング機能を用いて非破壊型の処理を行いますので、パーツの組み合わせを多用するモデリングにおいては、非常に役に立つツールキットとなっています。

MOP Boolean Kit for MODOのページには、他にもさまざまな事例が続々と掲載されていますので、ぜひ一度ご覧ください!

MOP Boolean Kit for MODO

 

「MODO 無償体験プログラム ~Unrealユーザー向け~」2017年08月11日開催決定!

第8回UE4ぷちコン」応募者様用にMODO 3ヵ月ライセンスの提供を開始してから、大変多くの方にお申込みいただきまして、誠にありがとうございます!

多くの方々にMODOに興味を抱いていただき、使ってみたい!と思っていただいてはいるものの、なかなか使い方をそう簡単に習得するのは難しいですよね。ということで、緊急ではありますがMODO JAPAN GROUPでは8月11日(金祝日)に「MODO 無償体験プログラム ~Unrealユーザー向け~」を開催することを決定いたしました!

MODO 無償体験プログラム ~Unrealユーザー向け~ (2017年08月11日)

この無料体験プログラムでは、MODOのインターフェイスから概要、基本的な使い方をご説明するほか、実際のモデリング操作Unreal用のマテリアル設定データ送信などについてもハンズオン形式で解説いたします。トレーニングに使用されるマシンは参加者様持ち込みとなりますが、参加費は無料!MODO JAPAN GROUPスタッフが講師を務め、MODOの機能を丁寧に解説してまいります。

MODOの習得を望まれるUnrealユーザーの皆様、連休初日となるこの日にぜひトレーニングへ参加して、「第8回UE4ぷちコン」応募にチャレンジしてみてくださいね!

 

スクリプト:「Alpha 2 Weight」

ゲームの世界などでよく使われる頂点カラーマップ(RGBA)ですが、MODOでは標準のペイント機能を使えば簡単かつ直観的に頂点カラーマップを作成することができます。

しかし、残念ながら現時点(MODO 11.1リリース時点)ではRGBAのアルファの効果をビューポート上およびプレビュー上で確認することができません。この機能を実装すべく、開発元であるFoundry社には既に機能要望を出していますが、とりあえずこの問題を回避するため、RGBAのアルファの値をウェイトマップへと変換するスクリプトをご用意いたしました。このスクリプトを利用することで、アルファ=ウェイトマップをレイヤーマスクとして使用し、プレビューで確認できるようにしましたので、アルファ付きのカラーマップをMODO上でご確認されたい方は、ぜひ一度お試しくださいませ:

[Alpha 2 Weight]

MODOでの頂点カラーマップの作成、およびレンダリング方法は、以下の日本語解説ビデオで公開しておりますので、そちらをご覧ください:

【頂点カラーマップの作成およびレンダリング法】