ユーザープロファイル:宮原 隆作氏

国内においてはmodoユーザーグループOSAKAおよびユーザーグループTOKYOの方々の努力により、ユーザー間のつながりが強まり、様々な動きが広がりつつありますが、今回はそんなユーザーグループの主催者でもある宮原隆作氏にインタビューしてまいりました↓

modoユーザーグループTOKYO 主催者 宮原隆作氏

宮原氏はデザイナーとして活躍されている傍ら、modoユーザーの輪を広げるべく、modoユーザーグループTOKYOを主催し、勉強会やユーザー会を催すことで、人と人とをつなげていかれています。

実は前回の柳澤 郷司氏への国内インタビューも、宮原氏よりご紹介いただき実現できたインタビューでした。人とのつながりを大切にされている宮原氏へのインタビュー、ぜひご覧ください!

 

チュートリアルビデオShaderTree Basicリリース!

modo用トレーニングマテリアルシリーズに、本日新たな一本が追加されました。以前より要望の高かったシェーダーツリー機能を初心者向けに解説するチュートリアルビデオ「ShaderTree Basic」のリリースです!

modoではマテリアルの設定を行うためのシェーダーツリー機能が独特であるため、他の3DCGソフトから乗り換えられた方などがはじめてマテリアルを設定しようとすると、若干戸惑って慣れるのに時間がかかってしまう場合があります。このチュートリアルビデオでは、そのような方のためにmodo 501シェーダーツリー機能の使い方を、丁寧にわかりやすく解説しています。

シェーダーツリーの機能を一通り理解しておきたい方も、社員教育用としても、便利に使えるビデオの一本です。サンプル動画もご用意しておりますので、ご興味のある方はぜひ一度ご覧ください。

 

アーティスト紹介:ooky氏

今回ご紹介するアーティストは、Luxology社の静止画ギャラリーだけでなく、動画ギャラリーにもよく投稿されているooky氏です。

モデリングとレンダリングはmodo、アニメーションはXSIを使って製作されています。味のあるキャラクタがなんともカワイイですね。

 

コンテスト:ホリデーイメージコンテスト2011

今回も、もうひとつ開催されているコンテストのお知らせです!

こちらは毎年この季節にLuxology社で開催されているホリデーイメージコンテスト、今年もエントリーが始まっているようです。

昨年のコンテストでは、日本人クリエイターの方も受賞されています!

こちらもHolidayがテーマとなっています。クリスマスをはじめ、いろんなシチュエーションが浮かびそうですよね。応募にはまだまだ間に合います。クリスマスカードや年賀状を製作される予定のある方は、このコンテストに応募してみるのはいかがでしょうか?

制作条件:
ホリデーシーズンもしくは新年をテーマにした作品でメインのツールにmodoを使用していること

投稿方法:
LuxologyフォーラムのWIPやギャラリーに投稿して応募します。タイトルなどにホリデーコンテストの応募作品であることがわかるようにサ ブタイトルを入れておいた方が良いでしょう。もしくは、LuxologyのDavid Tracyに直接電子メール(david@luxology.com)で作品画像をあなたのお名前と電子メールアドレスと一緒に送ってください。

申し込み期限:
2011年12月8日 午後6時(太平洋標準時)

発表:
入選者の発表は、LuxologyのフォーラムおよびFacebookTwitterでアナウンスする予定です。また、12月下旬もしくは1月 上旬にLuxologyコミュニティの全てのメンバにホリデーグリーティングのニュースレターを送信する予定です。

皆さんの作品を見られることを楽しみにしております!細かな応募詳細はこちらのページをご覧ください。

 

CGWorld12月号「ヘッドホン」編

先月のお題は「ギター」でしたが、CGWorld11月号のmodo連載記事のお題は「ヘッドホン

以前、modoユーザーグループの日比氏ヘッドホン製作のデモをなさってましたが、完成したワイヤーフレーム図が見ていて気持ちのいいスッキリさというか、キレイさを保っていますね。これも実際のヘッドホンの構造を念頭に、モデリングしていくことによるまとまりなのかもしれません。

本屋にお立ち寄りの際はぜひ一冊手に取ってみてください。来月号も楽しみです!

 

コンテスト:LXP modo プリセットコンテスト

Luxology社のフォーラムでは折々に様々なコンテストが紹介されていますが、今回は現在まさに開催中のこちらのコンテストをご紹介します↓

SESシリーズやSLIKPADなどのキットを出している9b Studios社では、11月/12月/1月と各月ごとにテーマを決めてプリセットコンテストを行うそうです。

11月のテーマはずばりHoliday!季節にぴったりのテーマですね。

テーマに沿ってLuxology社のアセット共有サイトに専用のタグをつけたプリセットをアップロードしてもらい、投票数の多かったものから優秀作品を決めていくというもの。Luxology社のアセット共有サイトでは他にも、様々なアセンブリやスクリプトなども投稿されていますので、アセットを見るだけでも参考になりますよ。

コンテスト詳細については、こちらのページをご覧ください。

 

チュートリアル:道路の作り方

今回ご紹介するチュートリアルは、道路の作り方です。シンプルなようで、簡単・キレイに作れるチップスを紹介しています↓

このチュートリアルはモーションパスを表示させるプラグインを作ったMatt Cox氏により公開されています。

作り方の流れとしては

ペンツールでコーナーとなる箇所をきちんと出せるようにオフセットインセットと同じ値に設定する

道路の交差部分がきちんと重なるよう、ペンツールのスナッピング形状モードにし、ポリゴンの中心にスナッピングする

重なり合った箇所のポリゴンを削除し、ポイントを平均に融合ツールで重ね合わせ、新たにポリゴンを貼りなおす

ループスライスで対称モードにし、道路両脇に対してスライスを入れていく

スライスされた両脇のポリゴンを選択し、ベベルツールで押し出す

交差部分の頂点に対しベベルツールで丸みをつける

となります。少ないメッシュ数で簡単に道路を作れるこのチップス、他のモデリングにも応用が利きそうですね。

 

Unity + modo 501

公開以降、大きな注目を浴び続け急速に普及しつつあるゲームエンジンUnityをご存知でしょうか?

Unityはゲームや様々なデバイス、コンソール上でインタラクティブな3Dコンテンツを製作するための開発環境であり、日本最大のゲーム開発者向けカンファレンスである今年のCEDEC 2011でも、大きな関心を集めていました。

このUnityの最新バージョン3.2では、modoで製作したLXO形式のオブジェクトを読み込めるようになっており、Unityとmodoの組み合わせが注目されています。2011年9月サンフランシスコで行われたイベントUnite 11におけるLuxology社Brad Peebler氏によるレポート映像をご覧ください。

もちろん、イベント会場でもLuxology社はブースを構えて、来場者にmodoのモデリングやスカルプトといった機能をアピールしています。

modoのネイティブファイルフォーマットであるLXOを介して、データを読み込めるようになったことで、modoとUnityの親和性はさらに高くなったといえます。

下図はmodoでモデリングやマテリアルの設定作業を行っている状態です。

このようにして製作されたモデルをUnityへ読み込むと、Unity上できれいに再現されているのがわかりますね。

強力なモデリング機能を持つmodoと、注目のゲーム開発環境Unityとを組み合わせることで、斬新なゲーム/ウェブコンテンツなどが今後続々と登場してくるかもしれません。

 

modoユーザーグループ東京 第4回勉強会レポート

10/29(土) 渋谷の街にて、modoユーザーグループ東京様による第4回勉強会が開催されました。

まず最初に、海外からのゲストであるHayden Martis氏。modoを使用してのデザイン製作事例を何パターンか、具体的にご紹介していただきました。

次にmodoユーザーグループOSAKAにて活動されている柳村氏。シェーダーツリーの基礎的な部分を、非常に丁寧にわかりやすく解説されていました。

そして最後がチュートリアルビデオシリーズでもお馴染みの日比氏。実際のシーンを基にしながら、modoにおけるリニアワークフロー、出力ガンマ値やライトの減衰について講義なさいました。

どの講師の方々も本当にわかりやすく、質疑応答も活発に行われていました。まさに勉強会という名前がふさわしい素晴らしいセミナーでした!

勉強会を主催してくださったmodoユーザーグループTOKYOの宮原氏に感謝しつつ、次回のセミナー開催も大変楽しみにしております。modoを勉強したいけれど、イマイチそのきっかけがつかめないとお悩みの方、同じmodoユーザーで情報を共有したいとお考えの方は、一度勉強会に参加してみてください!きっとお役に立つことと思います。

 

recoil使用例:鎖

今回ご紹介するrecoilの使用例では、衝突したり倒れたり、といった破壊系の動きではなく、逆に互いに連結された鎖の拘束された動きを表現しています。

recoilではコンストレイントという、互いを連結させる機能を実装させることで、様々な表現を可能にしています。コンストレイントには様々な種類が用意されていますので、今回のような鎖やヒンジといった表現だけでなく、モーターやスプリングなどの動きをシミュレーションすることも可能です。

鎖の巻き取りやたわみ加減など、物理演算処理を行っているrecoil ならではですね。跳ね橋がゆっくり上がる様子などは、なんだか実写のミニチュアっぽい感じもしてステキです。