レポート: 「3Dスキャナー & MODO ビジュアライズセミナー」

昨日(9月11日)開催いたしましたセミナー「3Dスキャナー & MODO ビジュアライズセミナー」にご来場いただきました皆様、ありがとうございました!

このセミナーではディプロス株式会社様にご協力いただきまして、3Dスキャナ「HDI Advance R3」を用いた3Dスキャナによるデータ取り込みの実演していただきました。「HDI Advance R3」には左右2台のカメラが取り付けられており、ターンテーブル上のオブジェをスキャンします:

20140911-1今回は実際にシューズをスキャンしていただきましたが、ターンテーブルを自動で回転させ、多角度からスキャンした複数のデータを取り込みソフト側で結合し、モデルデータへと仕上げることができます。想像していた以上に精度が高く、またスキャンやソフト側での結合処理も高速だったことに驚きました。

20140911-2

20140911-4ディプロス様から3Dスキャナでのデータの取り込みをご紹介していただいた後は、実際に3Dスキャナで取り込んでいただいたデータをもとにしたMODOでのリトポロジ処理などについて、MODO JAPAN グループスタッフによりご紹介いたしました。

20140911-3今後もMODO JAPAN グループではMODOとの連携という観点で、様々なカテゴリにおけるMODOの使い方をご紹介するイベントやセミナー、展示会への出展を企画いたしております。ご興味のある方は、お気軽にご参加くださいませ!

 

制作事例:ライトボール

The Foundry社ギャラリーにおいて、素敵なライトボールの画像が掲載されていましたのでご紹介します:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=9&t=92059

アニメーションしている様子はこちら↓

このシーン内では球体を一つ作り、ポリゴンを2列選択してマテリアルのルミナンスを設定、そのルミナンスの別バージョンとして球体を4つ複製したら、さらにそれぞれインスタンスで数を増やし、ダイナミクスで動きを付け、後処理としてNUKEで被写界深度を調整しているとのこと。このため、シーンには実体となるメッシュは5つしか存在していないそうです。

映像のキレイさもさることながら、シーンの作りのシンプルさも特徴的ですね。

 

スクリプト:「Visible Selected Meshes v1.1」アップデート

選択しているメッシュのみを可視状態にするスクリプト「Visible Selected Meshes」ですが、頂きましたご要望を元にスクリプトを実行する前の可視状態へと戻す”back“オプションを追加したv1.1を公開いたしました:

 Visible Selected Meshes

他のオプション引数”solo“/”reverse“/”all“と同様に、上記図のようにキーへと割り当てていただくと使いやすいかと思いますので、多数のメッシュを含んでいるシーンなどで頻繁に表示・非表示を切り替える作業が必要となる場合には、ぜひ一度お試しください!

 

The Foundry社より無償アニメーション解説ビデオ公開

MODOではモデリングレンダリングアニメーションエフェクトと、メジャーバージョンアップごとに徐々に機能の搭載を図ってきましたが、The Foundry社ではMODOのアニメーション機能をさらによくご理解いただけるよう、アニメーション解説ビデオを無償で公開しています:

現在公開されているのは第1章~第10章まで:

Episode 1 – Introduction and Scope
Episode 2 – Box Rig
Episode 3 – Basics of keyframing
Episode 4 – Anticipation!

Episode 5 – Follow Through/Overlap
Episode 6 – Pose to Pose
Episode 7 – Posing Continued
Episode 8 – Staging
Episode 9 – Arcs, Easing &Timing
Episode 10 – Secondary-Action/Exaggeration

順を追って丁寧に解説されており、MODOでアニメーションを付けたことがないという方にとっても、どのようなツールが実装されていて、どのような表現が実現できるのかをご確認いただけるビデオとなっております!

 

MODO 2014 サマープロモーション 第一弾 9月1日まで延長!&【MODO801】カーブプローブ機能による筋彫り表現

2014年8月11日から実施しておりますMODO 2014 サマープロモーションの第一弾(MODO新規/キット(プラグイン)/トレーニングマテリアル)が週明け9月1日(月)まで延長となりました!:

MODO本体プラグインキットビデオが軒並み破格のお値段で手に入るこのプロモーション、気になる製品がございましたら、この機会にぜひ購入をご検討ください。

MODO 801で搭載された様々な新機能については、こちらでも動画にて紹介しておりますので参考にしていただければと思います。

MODO 801 新機能 紹介動画

【MODO 801】カーブプローブを用いたカーブによる筋彫りの表現

※なお、アップグレード/学生教員版に関しましては、9月21日までこのプロモーションを継続して行っておりますので、引き続きご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

スクリプト:「Visible Selected Meshes」

シーン内に膨大な数のアイテムがあふれているものの、一つのアイテムだけを表示状態にしたい、でもアイテムリスト状の目玉アイコンをいちいちオフにするのは面倒くさい、といった場合がありますよね。もちろん、表示とコントロール非アクティブメッシュ非アクティブは非表示にしても良いのですが、可視・不可視を頻繁に切り替えたい場合などには、それもまた手間がかかると思われるかもしれません。

そんな方のために、MODO JAPAN グループでは、アイテムリスト上で現在選択しているメッシュだけを可視状態にしたり、または可視状態を反転したり、すべてのメッシュを可視状態にするスクリプトを作りました。これをキーに割り当てれば、キーを押すだけで状態を切り替えることが可能になります:

Visible Selected Meshes

試しに、コマンド履歴のパネルなどで、以下のように入力してみてください:

@(パス名)\mjg_sel_solo.py solo
@(パス名)\mjg_sel_solo.py reverse
@(パス名)\mjg_sel_solo.py all

(パス名)にはこのスクリプトを格納されたフォルダのパス名を入力し、それぞれ実行してみると、”solo”を指定すると選択しているアイテムだけを可視状態に、”reverse“を指定すると現在の可視状態を反転し、”all“を指定すると全メッシュを可視状態になります。

これらはキーに割り当てることで、キー操作だけで可視状態を切り替えられるようになるんですね。今回は”solo“をAltキー+0(テンキー)、”reverse“をAltキー+1(テンキー)、”all“をAltキー+2(テンキー)に割り当ててみました↓

input非常に簡単なスクリプトですが、アイテムリスト上で目玉アイコンをクリックしていかなくても、キー操作だけで切り替えられるようになるのは、メッシュの数が多いシーンを扱う方にとっては意外と重宝するかもしれません。ぜひ、一度お試しください!

 

Substance Plugin for modo 801 オープンベータ開始

MODO互換ツールとしてもご紹介しているテクスチャ生成ソフトウェアSubstance Designer、ご愛用されている方も多いかと思います。今回、Substance Designerの開発元であるAllegorithmic社より、SubstanceデータをMODO 801で読み込むためのプラグインのオープンベータが開始されました:

http://www.allegorithmic.com/substance-modo

既にMODO 701を所有されているユーザー様には、MODO JAPAN グループダウンロードサイトよりMODO 701専用のSubstance読み込みプラグインを無償でご提供いたしておりますが、新たにMODO 801用として読み込みプラグインの開発が進められています。現在、Allegorithmic社よりご提供されているプログラムはベータ版となりますので、フォーラムではバグレポートなども受け付けているようです:

http://forum.allegorithmic.com/index.php/topic,2296.0.html

このフォーラムではSubstance Plugin for modo 801の使い方などを解説したビデオが紹介されておりますので、使い方に迷われることもないはずです。

MODO JAPAN グループでは、このSubstanceファイルを大きく4種類のカテゴリに分けたライブラリ集も取り扱っております。

Architecture & Environment Collection(建築&自然環境用素材)
Design & Engineering Collection(デザイン&エンジニアリング素材)
Game & Animation Collection(ゲーム&アニメーション素材)
Film & Broadcast Collection(映画&テレビ素材)

substance801

ライブラリ集にご興味のある方、またSubstance Designerをお使いの方は、ぜひこのプラグインをMODO 801との連携にお役立てください!

 

ChaosGroupより「V-Ray for MODO」発表!

先週8月12日~14日にかけて行われていた世界最大となるCGの祭典「SIGGRAPH 2014」では、各CGメーカーとも様々なニュースをユーザーにご提供してきましたが、その中でも「V-Ray for MODO」のニュースがMODOユーザーの皆様に与えるインパクトはひときわ大きかったのではないでしょうか?

http://www.v-ray.com/modo/

高品質かつ高速なレンダラーとして、他の様々な3DCGアプリとも連携し多くの作品で採用されているV-RayがMODOにも対応する、というニュースは本当にうれしいことですね。レンダラーの選択肢が増えるということは、それだけ表現方法の幅も広がっていくことにつながるかと思いますので、さらに様々な素敵な作品を目にする機会も増えていくことでしょう。現在パブリックベータ募集中のようですので、ご興味のある方は申し込まれてみても良いかもしれません。

キット「Package Design and Construction Kit」801対応版リリース

パッケージデザインなどに大変便利なキット「Package Design and Construction Kit」が、MODO 801対応版のインストーラをリリースしました!

「Package Design and Construction Kit」

このキットでは、パッケージデザインを作るのに必要となるありとあらゆる様々な形状をご提供しているだけでなく、パッケージキット専用のメニューや撮影に最適なシーンも用意することで、簡単に形状の厚みなども変えたり、手早くレンダリングまでセットアップできるようになっています。

既にこのキットをお持ちの方は、MODO JAPAN グループ ダウンロードサイトよりMODO 801対応版がダウンロードできますので、ダウンロードの上、ご利用ください:

MODO JAPAN グループ ダウンロードサイト:http://www.modo3d.jp/tech/modo_dl/

MODO 2014 サマープロモーションでキットもお得な価格でご提供しております今、決まった形状のパッケージをいくつも作る場合、ありものの形状を少し修正することで制作時間を短縮したい場合など、この「Package Design and Construction Kit」キットの導入をご検討ください!

 

9月11日(木) 「3Dスキャナー & MODO ビジュアライズセミナー」開催決定!

MODO 801 ラウンチイベント開催からひと月あまりがたとうとしていますが、新たにMODO Professionals セミナーの第4弾として9月11日(木)3Dスキャナー & MODO  ビジュアライズセミナー」を開催いたします!

このセミナーでは、ディプロス株式会社様のご協力を得て、実際に3Dスキャナーを会場に持ち込み、3Dスキャンの実演、3Dスキャンデータの活用についてご紹介するセミナーとなっております。

今回お持込いただく3Dスキャナはこちら↓

HDI Advance R3

3Dのデータを3Dプリンタで出力するといった部分に関しては、様々なセミナーなどでもご紹介されているかと思いますが、3Dスキャナで入力したデータを3Dソフトへ持ち込むということに関して、なかなか実機でご覧いただく機会は少ないのではないでしょうか?

ご興味のある方は、ぜひこのセミナーへの参加をご検討ください!

イベント:「3Dスキャナー & MODO ビジュアライズセミナー」
◆開催日:2014年9月11日(木)
◆開催時間:16:30 ~ 18:40 (開場 16:00)
◆入場料:無料
◆場所:関東ITソフトウェア健保会館 1階 C会議室 (東京 大久保)
◆詳細:http://modogroup.jp/events/1854.html