TurbulenceFD の VDB エクスポート機能
LightWave 2025 に統合された TurbulenceFD で、VDBファイルへの直接エクスポートが可能になりました。Cinema 4D との互換性調整や再インポート手順も紹介しています。
1. LightWave 2025 における VDB エクスポート機能の追加
LightWave 2025に統合された TurbulenceFD では、従来 Jawset のプラグインで使用されていたコマンドラインツールなしで、直接 VDB ファイルにエクスポートできるようになりました。
2. Afterburner プルームの例を使用したエクスポート手順
LightWave 2024 に付属する Afterburner プルームの例を使用し、「Save Cache As VDB」オプションから VDB ファイルとしてキャッシュを保存する手順が紹介されています。
3. エクスポート設定とフィルターの選択肢
エクスポート設定には、フレーム範囲、フィルタータイプ、ボクセルオフセットなどがあり、Gaussian や Median など複数のフィルターとシェーダーマッピングを組み合わせて使用可能です。
4. 必要なチャンネルだけをエクスポート
エクスポート時はファイルサイズを最小限に抑えるため、必要なチャンネル(例:密度や速度が不要であれば除外)のみを保存することが推奨されています。
5. LightWave 向けに修正された座標系
VDB ツールは、Cinema 4D 用に設計された右手座標系から、LightWave 用の左手 Y-up 座標系に修正されており、正しい位置での出力が可能になりました。
6. OpenVDB プリミティブによる再インポート
エクスポートした VDB ファイルは LightWave の OpenVDB プリミティブで再インポート可能で、ステップサイズの調整やチャンネルの割り当て、グラデーション適用などが行えます。
7. VDB を用いた炎のレンダリング結果
F9 キーでレンダリングすると、VDB による炎エフェクトが確認できます。TurbulenceFD のほうがレンダリングは高速ですが、VDB は他ソフトとの連携に優れています。
8. VDB ノードを使用した高度なカスタマイズ
LightWave のノードエディタでは、VDB に対してフルアクセスが可能で、火や煙といった効果をノードベースで高度に制御できます。
※この動画の音声は英語ですが、YouTube の翻訳機能を使用して日本語字幕を追加することができます。