DS: どのようなPCを利用していますか?
白井:
大体ですが、2.5GHz前後のデュアルCPU、メモリが2GBだと思います。
現在使用している作業用パソコンも型が違っていたり、型が同じでも内部構成が違う時も有るのですが、大体パソコンの使用は2・3年サイクルで使用交換している感じだと思います。レンダリングファームは、PCのブレードセンターを使用しています。こちらも、平均スペック準じた形で構成されていますが、性質上、ハードを統一した形で運用しています。
DS: セクションチーフディレクタはどのような仕事ですか?
白井:
作品ごとのスタッフの編成の調整やソフトやハードの運用にあたっての各タイトルラインごとの全体調整等がそれにあたります。GONZOでは同時に複数、3Dを使用するタイトルが動くので、各タイトルの動向に準じて、3Dディレクター以下のライン編成が行われます。その段階でのリソースとしての人数は、デジタルセクションの中でも限りもあるので、その配分を作品間またはディレクター間で協議するときに、取りまとめの役もします。
DS: プロジェクトによって異なると思いますが、制作期間はどれぐらいかけていますか?
白井:
最近はテレビの仕事が多く、2クールまたはそれ以上のタイトルが多いです。半年から1年、実放送期間があり、
それぞれの話に3Dのカットがどれだけあるかを逆算し、作品ごとに実働制作期間を割出します。
初回放送から最終話を納品するまでが実制作期間となりますので、準備に関しては、どれくらい早い段階で制作可能な状態にそのタイトルがあるかによって決まりますので、一概には言えません。本放送がのびることもありますし。(笑)
平均的には大体半年ぐらいが多いです。「トランスフォーマー」の制作が動き始めたのは本放送1月から数えること約半年、7月の段階でした。「トランスフォーマー」の主要キャラは48体でしたが、そのキャラクターがいつの段階で登場するかをあらかじめ決めてもらい、それを元に登場までに、この体数、といったかたちで作業の計画を立てていきます。初回から登場するものに関して優先的にモデリングに入りました。モーションのテストは8月の中旬からにテストを行い、それらの問題点も含めて順次必要な案件をまとめてくといった具合で制作が進んでいきます。
DS: 「戦闘妖精雪風」は制作にどれぐらいかかりましたか?
白井:
「雪風」は特別で、準備期間さえ、1年半ほどかかりました。他の番組が横でおわっていったくらい(笑)。
実際、制作終了が今年の7月末でしたので、足掛け4年以上制作にかかわっていたことになります。開発当初はまさかこんなにかかるとは思ってませんでしたが(笑)。OVAはテレビと違い、発売日から逆算して考えます。
DS: 最新作でなにかLightWave 3Dを利用して制作しているものはありますか?
白井:
OVAですが、「マルドゥック・スクランブル」という小説のアニメ化に使用する予定です。このタイトルは、2003年の日本SF大賞を受賞された冲方 丁氏が原作のSF小説です。状況に応じて作画を使用しますが、基本的には3Dばっかりです。この作品では、LightWave 3DとMotionBuilderを併用する予定です。
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