LightWave 3D チュートリアル

 

Expression 基本: ギアの回転

私は何年もLightWave 3Dを使ってきていますが、これまでエクスプレッションはあまりに技術的なものだと思い込み、数学の得意な友達に頼んで組んでもらっていました。でも最近はエクスプレッションを使用することで様々なことをいとも簡単に実現できるのだとわかってきました。 このチュートリアルでは基本的なエクスプレッションを設定することで、機械のギアを手っ取り早くアニメーション出来るようになっています。とっても簡単なこと、請け合いですよ :)

エクスプレッションの作成:

手順1: ソースファイルから"Crunk_Raw"を読み込みます。

今回の設定では、腿の部分の "Crunk_rightthigh" が回転すると、自動的にギアも回転させるのが最終目標です。下側にあるギア "Crunk_Gear01" は腿に対して親子関係を設定することで、すでに回転情報は設定されています。下側のギアと腿の中心点は同じ箇所に存在するため、この回転の設定が可能となるのです。それに比べ上側のギア "Crunk_Gear02" は中心点を共有してもいませんし、反対方向へと回転させなくてはなりません。上側のギアに対して手動でアニメーションを設定することも勿論可能ですが、エクスプレッションを使えば面倒な作業を省いてくれます。

手順 2: カレントオブジェクトとして"Crunk_rightthigh" を選択します。

手順 3: Graph Editor(グラフ編集 CTRL+F2)ボタンをクリックしてグラフ編集を開きます。

手順 4: グラフ表示の下にある Expressions(エクスプレッション) タブをクリックします。

手順 5: "New(新規)" ボタンをクリックし名前を入力します。今回は"Gear_02" という名前にしてみましょう。

手順 6: Value(値)と書かれているフィールドで、"Value" を選択し、代わりに "-" と入力します。

この "-" を入力することで値はマイナスとなり、ギアを腿とは反対方向へ回転してくれます。

手順 7: 腿のPitch方向の回転をマイナスにすることで、腿とは逆方向にギアを回転させたいですよね。 "-" を入力することで反対方向に向けることは出来ましたから、次は腿のPicth回転値を取得しさえすればよいのです。チャンネルリストから "Crunk:Crunk_rightthigh.Rotation.P" を選択してください。

手順 8: 右クリックし Append to Expression(エクスプレッションに不可) をクリックします。

Value(値)には以下のように入力されているはずです:

おめでとう! これであなたの最初のエクスプレッションが出来上がりました。そんなに難しくなかったでしょ? 後はこのエクスプレッションを "Crunk_Gear02" に適用すれば、セットアップは終了です。では続けましょう。

エクスプレッションの適用:

手順 9: エクスプレッションは出来上がりましたから、次はいよいよギアにエクスプレッションを適用しましょう。 チャンネルリストから "Crunk_Gear02" を選択してください。

手順 10: チャンネルリストから"Crunk_gear02.Rotation.P" を選択してください。

手順 11: Apply(適用) をクリックします。

注意: エクスプレッションが適用されたことを示すために、チャンネルの左側に小さな点がつきます。

腿を回転させるとどのような変化が起こるか、試してみてください。

手順 12: Graph Editor(グラフ編集) を閉じ、 Auto Key Create(自動キー作成) が選択されているかを確認してください。

手順 13: カレントオブジェクトとして"Crunk_rightthigh" を選択し、Pitch方向に回転させてみましょう。

Crunk_Gear02 のPitchは  Crunk_Gear01 Crunk_rightthigh とは反対方向に回転していますね。

さぁ、これで完成です。初めてのエクスプレッションが無事、適用されて動作していますね。はじめに言ったとおり、簡単だったでしょう?今回は単にLightWave®におけるエクスプレッションという強力な機能の表面をかすったに過ぎません。いずれは他のエクスプレッションに関するチュートリアルもチェックしてみてくださいね。まずはエクスプレッションを体験してみて、どのようにセットアップしていけば便利な使えるのか、自分なりに試してみてください。


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